愛し






「じゃ、椿行って来ます。」

「お、お邪魔しました!」


「昨日の約束守ってくれてありがとな」


「い、いや、いーよ」





昨日


『お、願…いって?…』

『明日、俺ん家まで迎えにきてくんない?』

『ぃー…よっ』

『ありがとう』

『わかっ…たから、那智、もっ…と、し…て』

『奈由えろい』

゙じゅぷぷぷ゙








「でもなんで迎えにきて欲しかったの?」


昨日のことを思い出してかか若干、顔が赤い。


「んー、奈由にキスしたかったから」


「え?」


゙ちゅうゔ

゙れろれろ゙

「ふ…んんっ」

゙じゅぷ゙

「んゃ…ぁ」


訳のわからない理由を言いキスをした。


奈由にきてもらった理由はキスをしたかったわけじゃない。


椿に俺と奈由が寝たことを教えるため。


奈由の首筋には昨日
俺がつけたキスマークだらけ。


今朝、椿に見せつけるように奈由の首筋を撫でた

勘のいい椿なら
奈由の顔をみれば、
気づくだろう。



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