濡れた体温ごと奪って-Ⅱ-
部屋に帰り、お風呂とご飯を済ませ片付け終えるとまったりリビングで過ごす。
翔ちゃんは毎日、私との時間を大切にしてくれる。
凄く嬉しいんだよ。
「ねぇ翔ちゃん。今までね、どうして特定の彼女作らなかったの?」
「考えた事ねぇが…特別好きになる女がいなかったってのもあるな」
「そうなんだ。翔ちゃんの周りには綺麗な人ばかりなのに」
「顔で好きになるわけじゃねぇよ。まあ、お前は見かけも中身もいいがな」
もう、翔ちゃんったら。