濡れた体温ごと奪って-Ⅱ-
よし、行こうっ。
くよくよ考えてたって仕方ないもんね。
どうしても気になるんだったら翔ちゃんに聞くもん。
翔ちゃんならきっと答えてくれる筈。
本当に聞きたくて、たまらなくなった時までは聞かないでおこう。
楽しみにとっておくんだ。
「いって来ます」
部屋を後にすると、いつもと変わらず職場へと向かった。
今日も一日頑張ろう。
今日から毎日翔ちゃんが傍に居てくれるんだもん。
沢山頑張るぞっ。