濡れた体温ごと奪って-Ⅱ-


「もぅ…こんなっ…ヒクッ…」




涙が溢れて止まらない。


こんなに感動的だなんて、思ってもいなかったから。


驚いたのと嬉しさとが入り混じり涙が溢れてるんだと思う。




「次は披露宴だぞ。そんなんで最後までもつのか?」


「だ、大丈夫だもん」




翔ちゃんはからかう様な悪戯な笑みで私を見つめる。




―――チュッ―――




お姫様抱っこをしたまま、私の唇へチュッとキスをしてくれる翔ちゃん。


もう…大好きっ//



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