濡れた体温ごと奪って-Ⅱ-
「じゃあ翔ちゃん行って来るね。今日はゆっくりしててね」
「ああ。わかった」
いつもは私が翔ちゃんを見送る側だから、すごく照れくさい。
見送られるのって、こんなくすぐったい気持ちなんだね。
「翔ちゃん、行って来ます……んぅっ?!」
行って来ますと翔ちゃんの唇に触れた瞬間、腰を引き寄せられ深く口づけられる。
仕事行く前にこんなキスするなんて…翔ちゃんの馬鹿っ///
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