最強女子はNo.1!?
それから授業が始まるまで馬鹿をやって騒いだり、あたし"アゲハ"のことを話したりとかした。
皆の話によるとどうやら敵対心を持っているヤツはいないらしい。
ただ…狼龍だけは分からない、と言っていた。
たしかに…狼龍メンバーは教室にいないのだ。
いるのは屋上だろう。
分かっていても…狼龍があたしをどう捉えるのかは分からない。
敵…はさすがにないだろう。
White roseと同盟を結んだくらいだし。
ただ…みんなを欺いていたのには変わりない。
それを考えるとどうも遣る瀬無い気持ちでいっぱいになる。
授業が始まっても狼龍メンバーは顔を見せることはなかった。
話によると学校には来ているが朝見たきり見ていないとか。
それが助かっているような助かっていないような…微妙な所だ。
そして昼休み。
"アゲハ"としての話を聞きたいらしいクラスメイトと一緒にお弁当を食べていた時のことだった。
いつも以上に騒がしくなった廊下に不安を覚える。
廊下が騒がしいのはあたしにとって悪い知らせなのだ。
その予想は当たることになる。
ガラッ
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