最強女子はNo.1!?
殺った(殺してません)あたしが言うのもなんだけど
「大丈夫??」
前でうなだれている萩斗の背中をさすってあげた。
「ぅぅ…言われたヤツに慰められても嬉しくねぇ。 てかむしろ悲しくなる…」
………サクッと失礼なこと言ったな、おい。
なんてことをしているうちにチャイムが鳴った。
隣の拓真は寝てるっぽいし姜希は鏡見てうっとりしてるっぽいし………。
てかこの学校に女子って…?
うーん…と唸っていると萩斗がこちらに振り返った。
「何唸ってんの?」
さっきまで落ち込んでいた人物と同じとは到底思えないような明るさになっていた。
あぁ…出会いを思い出す。
「いや…この学校にあたし以外に女子いるのかなー?って思って」
と言うと萩斗はため息をついた。
これで萩斗に猫耳でもついていれば垂れているだろうと予測できるくらい残念な表情をしていた。
「いないよ………」
…女好きの萩斗にとったら地獄みたいなものか。
てか女子がいないってあたしにとっても地獄みたいなものだな…。
そしてあたしと萩斗は同士にため息をついたのだった。
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