最強女子はNo.1!?

模擬店メンバーが萌架の方に振り返ると…見事ないじけ具合だった。


だだっ広い教室の隅に体育座りしてイジイジしている…みたいな図だ。


猫耳は垂れて尻尾は自分の体を守るようにクルンと回っている。


その姿は愛らし過ぎて…男子生徒何人かが倒れちゃいました☆




「萌架…?」


拓真がいじけている萌架に声をかけるも返答はナシ。


姜希、萩斗、煉弥、笥箕も声をかけてみるが返答ナシ。


困り果てていた模擬店メンバーの元へ救世主が…!!




ガラッ


「誰…って充か………。 ん? 充ぅう!?!?!?」


煉弥が最初はため息混じりに言ったが重大なことに気づいた。


充に萌架の機嫌を直してもらえばいいんだと…。


そんなことを知らない充は…


「萌架ー?」


なんて呑気に彼女の名前を呼んでいた。


「充!! ナイスタイミングだ」


とりあえず大雑把(いじけてる)に話して機嫌とりに挑戦してもらったが…


「この格好はどういうこと?」


なんて笑顔で言った。


機嫌とり以前の問題、勃発。





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