最強女子はNo.1!?

「オレの女に手ぇ出しといてタダで済むと思うなよ?」


…充さーん、こっちが恥ずかしくなるような台詞をサラっと言わないでくださいよ。


ほら、周りの人の好奇の目があたしに向けられてるし………。


んー…。


「充ー。 あたしがなんとかしとくから充は戻ってて?」


これ以上人が集まってくるのはさすがにマズいと思うんだよね。


渋々だが納得させ、あたしと男達のみが残った。




「アンタも馬鹿だよな?」


とあたしの肩に触れた男。


バシッと振り払い冷たい目で男達を見遣る。


それが気に食わなかったのかイライラをあらわにする。


………フッ、単純馬鹿だな。


鼻で笑ったのが癪に障ったのか顔が真っ赤に。


ぉー…茹蛸? トマト?


どっちでもいいけど。


「ねぇ、狼龍知ってるくらいならさ、White roseも知ってる?」


顔を覗き込みながら言えばさらに顔を真っ赤にさせて顔を逸らされた。


あたしの顔が酷いからってねぇ。


その対応は傷つく…。


「知ってるに決まってる…」


決まってんのかよ!!とツッコミたくなったがそれは心の中に留めておいた。





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