最強女子はNo.1!?

いやー…本能とは素晴らしいものだね。


危険を察知することができちゃうなんて………。


アッパレ☆………じゃねぇよ!!


今そんな呑気なこと言ってる場合なんかじゃねぇ!!


確かに本能は素晴らしくってアッパレだけど…こんな危険な状況で言えねぇよ!!!!!!


ぅん、言ってたよね?とかってツッコミはナシね。


そんなこと重々承知してるから。




「さぁて…お仕置き開始」


極上に妖しげな笑みを落として…とんでもないことを言った充。


その言葉にあたしは固まった。


ちょっ…お仕置きって………普通高校生にもなってそれはないでしょ!?


あたし、何歳児ですか!?


「ひゃぁっ」


"お仕置き"に関して色々考えていたがそれは中断せざるをえなかった。


なぜなら…充があたしの耳たぶを甘噛みしたから。


自分でも聞いたことのないような甘い声に羞恥で顔が真っ赤に染まった。


そんなあたしを見て…さらに妖艶な笑顔を見せた充。


「かーわいー…」


耳元でそんなことを囁かれてさらに真っ赤に染まる頬。


"お仕置き"改め"甘い時間"を過ごしたのだった。





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