最強女子はNo.1!?
なんて浸ってる場合じゃない。
さぁ、聞かなきゃな。
あたしの雰囲気が変わったのを察したのか真剣な表情へと変わった充。
お互いの間に妙な緊張感が駆け抜ける。
「あたしが充を避けてた理由…それは…」
数分後に口を開いて本題を切り出したあたし。
視線を逸らさず、まっすぐ充の目を見つめながら言った。
「土曜日のこと」
悲しげに微笑んで言えばキョトンとした顔の充。
………その顔は一体何を表現したいのでしょうか?
え、自分が何してたか覚えてないってオチはなしだよ?
「土曜日………?」
ちょい待ち、マジメに分かってない感じ?
なんか悲しいんですけどー。
「可愛らしい女の子と歩いていたのは誰かなー?」
嫌味っぽく言えばハテナをだしていた充が閃いた!!って感じの行動をとった。
そこまで言わなきゃ分かんないなんて本当に悲しい………。
呆れと情けなさの半分半分のため息が出てしまった。
「あぁー、あれか!! てかもしかしなくても…嫉妬? ジェラシー? 妬いた?」
意味、一緒じゃないか?
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