最強女子はNo.1!?

なんて思いながら洗面所から出ると帰ってきたばかりの藍と遭遇。


…れ?


「藍、また背ぇ伸びた?」


前より上に向かなければ藍の顔が見れなくなっている。


「あー…伸びたかも。 ただ単に萌架が縮ん…ってぇ!!」


その先の言葉を遮るようにあたしはつま先を思いっきり踏んだ。


「世の中には言っていいことと…?」


「悪いことがあります。 すみませんでした」


にこやかに尋ねれば小さくなって言葉を返してくる藍。




藍が着替えるのを待っていると


「ほな出かけてくるなー♪ 今日は帰ってこんつもりやって藍に伝えといて」


なんて言いながら琳が返事も聞かず出て行った。


まぁ伝言くらいしてやるか。




ガシャン


倉庫を開けるとまだ誰も来ていなかった。


まぁまだ5時だから仕方ないか。


幹部から上しか入れない部屋に行き、黒のフードがついているパーカーを羽織りその上に特攻服を羽織った。


パーカーを目深に被り…完成。


「お、アゲハ♪ やっぱそうでなくっちゃな」


と言う藍もちゃんと副総長の格好をしている。




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