最強女子はNo.1!?

「やっぱ萌架にはバレとったんかー。 萌架だけはいつもバレるんよな」


全く…いい加減にしろよ…。


まぁ周りが一つも気づかないってのはある意味凄いけど。


なんて会話をしているうちに藍・琳の家に到着。


自分の自宅だけあって普通に入っていく琳の後に続いて遠慮せずに入っていくあたし。


いやー慣れって怖いね♪




「…んで萌架が?」


今あたしの目の前には寝起きの為物凄く機嫌の悪い藍が。


「いや、実は───…」


今日あった出来事を話し終えると笑っているのを我慢しているのが丸分かりなほど肩が震えている。


だから話したくなかったのに。


二人の笑う理由は分かっている。




"姫"と言うものになればそれは…"守られる"を意味するのだ。


全国No.1の総長が守られるなんて…ありえない。


ハッキリ言って"笑ってください"って言ってるようなものだ。


あたしが面倒なことになってるって時に笑うとか………ひど過ぎじゃない?


アンタはそれでも仲間か!!って言いたくなる…。(琳は仲間ってより専属のヘアーメイクさん?)


あたしって可哀相…。





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