最強女子はNo.1!?

何より知らない女が入ってきて総長を呼び捨て、しかも鳩尾にピンヒールで蹴り、オマケに総長が抱き着いているんだから。


しかもこうなったらお手上げなので気が済むまで抱き着かせておくことにした。


だがそんなのんびりした時間もある一言によって終わった。




「てかなんで中学生が?」


ピキィ………


固まった煉弥。


「ば…馬鹿、姜希!! 黙れ!! つか今すぐ謝れ!!!!!!」


すぐに兄貴は我に返りあたしを離したかと思うとオレンジの髪に黒のメッシュをいれたヤツの所に行って必死に何かを言っている。


だが禁句を言われたあたしには聞こえていない。


「おい…もう一回言ってみろ」


ドスを効かせた低い声で殺気をだしながら言った。


今度はその場にいた全員(萌架を除いた)が凍り付いた。


姜希とかいうヤツの前に行き、渾身の回し蹴りをお見舞い☆


どうやら気を失ったみたいだがあたしの制裁にしたら優しい方だ。




あのあと姜希が保健室に運ばれたのは言うまでもない♪


そしてこの場にいた皆は(絶対に禁句を言わないようにしよう)と誓ったのでした。





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