最強女子はNo.1!?

倉庫の前につくとまだ狼龍は来ていないみたいだ。


中に入れば一斉に頭を下げてくるWhite roseのメンバー。


あたしは「こんなことしなくていい」って言ったのにみんな毎回、こうなんだよね…。


二階の部屋に入って見回すと幹部はもう来ていた。




「まさか一ヶ月ほど集会しないなんてね…」


と亜実。


「たしかにな。 珍しいよな」


と昶。


「なんかあったのー?」


と場の雰囲気を一切無視した発言の杷月。


「…タイミングが掴めなかっただけ。 特に何もないよ」


それなりに色々あったけど。


特攻服を着て話をしていると急にざわつきだした一階。


狼龍が来たのか?と思いドアを開けて下の様子を確認すれば…


「楓に琳!?!?!?」


10代目総長、副総長がいた。


まさかの登場に驚きを隠せずにいるとこちらに気づいて向かってくる二人。


狼龍と初の合同集会の時に来るなんて…。


てか楓と琳の格好…White roseにいたときの格好にしてる。


あたしの注意、聞き入れたんだ。


二人と楽しそうに話している幹部を横目で見ているとまた騒がしくなった一階。





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