最強女子はNo.1!?

ふと思い立ち藍に電話をかけた。


「今日、White roseだけで集会しよ」


もちろん、辺りに誰もいないのを確認してから。


『りょーかい…ツー…ツー…』


あんまり無駄話をしないあたし達なので電話はかなり短い。


…今日は藍の家に直接行くか。




今回は呼び鈴を押さずに玄関のドアを開けた。


するとリビングから転がるように出てきた琳。


その姿に笑いそうになった。


「ちょっ…萌架!? 呼び鈴あるんやから押さなあかんやろ!!」


………。


「だって琳、呼び鈴押しても中々出てこないし遅いんだもん。 それなら勝手に開けた方が早いかなー…と」


だって、ねぇ?


琳がでるときは何かしら効果音?が聞こえるしね。


「………そうかもやけど勝手に開けるのは強盗とかと間違うやろ!? せめて呼び鈴押してから開けてぇや…」


あ、たしかに。


「じゃ、次回からそうしまーす」




「今日、集会か?」


リビングにて頭をしてもらいながらの会話。


「今さら?」


「本間やな…」




もう"アゲハ"の格好には特攻服のみでいい状態で藍の帰宅を待っている。





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