最強女子はNo.1!?
「むー…いいじゃん。 だってさ楓? こんなこと(上目遣いで小首を傾げる)されたら楓もノックアウトじゃない?」
笥箕にされたことをそのまま楓にやってみれば顔を真っ赤にして目を逸らした。
…あたしの上目遣いプラス小首を傾げるはそんなに気持ち悪いですか………。
ちょっと凹むわ………。
あ、また話逸れてた。
「笥箕? なんでわざわざ保健室に来たの?」
笥箕が来た本来の目的、忘れるところだったよ、危うく。
「萌架ちゃんがここにいるかなって思って」
なんて可愛いこと言ってくれてるんだ…。
………ん?
あたしがここにいると思って来たってことはあたしが目的だよね?
まさか…
「あたしを探してた理由って?」
あのことじゃありませんように…と願いながら聞いてみれば
「そろそろ胡蝶の姫にならないかな?って話♪」
あぁ…音符をつけて言う姿はもの凄く可愛らしくて思わず『うん』って言いそうになるけど…
「姫だけは絶対ヤダ」
断固として拒否だね。
その可愛らしい顔でそんな悲しげな表情をしないで!!
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