惚れたあなたは、王子様
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「嘘。。」

「嘘じゃないよ?」

「嘘。。嘘だってこと分かって

るんだから!」

「なんで嘘だと思うの?」

奴は私から離れると、私の前に

来て、うつむいている私の顔を

覗き込んできた。

「アンタのターゲットになって

ることくらい分かってるんだか

ら!」

「!?」

「ほらっ!もう。私に関わらな

いで!」

私は走って家に飛び込んだ。

「ひめなぁ?」

お母さんが何か言ってたけど、

耳には入らず。

走って二階の自分の部屋のベッ

ドに、飛び込んだ。

「うっぅ」

何で・・嫌いなはずなのに。。

何で!涙が出てくるの!!

涙が止まらないよぉ。。

遊びって分かってるのに・・・

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