惚れたあなたは、王子様
ーーーーーーーーーーーーーー
「広いなぁ」
「ほんとー。あぁ天井がとって
も高いぃぃぃぃ」
「ほら!姫奈!早く席にすわろ
!どこでも良いって!」
「うっうん。うえぇ。天井見て
たら気持ち悪くなってきた・・
・・・」
「なにやってんの!?吐かない
でよぉ」
「うぅ。多分」
「ったくぅ」
沙紀はホント優しい。。
酷いことサラっという時もある
けど、それが結構優しさだった
りする。
それに可愛い。
身長153㎝っていう小柄に、ク
りッとした大きな目、ちょっぴ
し栗色のふわふわの髪の毛。
それに加えて、頭良いし!
「ひーめなっ!どこ見てンの?」
「!?あぁ。ぼーっとしてた」
「ぁ!もしかして、王子見てた
のぉ?」
「お・・王子??」
「まさか!知らずにこの学校入
ったの?」
「だれ?その王子って!!」
「あそこだよ。髪の毛めっちゃ
盛ってる子が抱きついてる子」
「・・・ィヶ面ですね」
「でしょぉ」
「うん。マヂやばぃし」
「あとで、アド聞こうよ!」
「えぇー!いいよ別に!」
「なんでよぉ。じゃぁ付いてき
て!」
「付いてくだけだよー」
「やったっ★」
コソコソ話していると、
『これで入学式を終わります。
自分のクラスナンバーは分かり
ますね?自分のクラスの看板を
もった先輩の後に続いてくださ
い』
「は?クラスナンバー??沙紀
!クラスナンバーって何!?私
知らないよぉ(泣)」
「と思って、見てきたよ。姫奈
の分も^^」
「まぢっ!?神様じゃん!!!
神様仏様沙紀様!!」
「ちょっとうち死んでるみたい
じゃん!!」
「死んでない死んでない!!」
「はいはいー^^姫奈は、12
23.だよ^^」
「ありがとー!ぁ沙紀は?」
「私は何と!1224なのだぁ!」
「同じぢゃン!!!やったやった
!!」
「喜びすぎだから姫奈^^」
「だって嬉しいもん!!」