惚れたあなたは、王子様

9.海

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一日目の夜は彩斗も疲れたのか

すぐに寝てくれて、私もゆっく

り、寝れた!

『ppppp・・・』

「んー。」

目覚まし時計を止めようと思っ

たが、いつもの所に目覚ましが

ない!

「はっ!」

遠足に来てるんだった・・・

「起きよ・・」

ブツブツ言いながら、ベットか

ら起き上がろうとした。

『が!』

「ん。動けなっ!?」

私に抱きついてスャスャと寝て

いる、『彩斗さん』・・。

てヵ今まで気付かなかった自分

って・・・

「彩斗!!!」

「んー。もぅ起きたの?」

「寝ててもいいから!離れろ!



「ぇー。」

彩斗はほっぺをぷくぅーと膨ら

ませながら。

「姫奈が起きるなら俺も起きる

ー!」

と・・

「ならさっさと起きろ!!!」

「しょうがないなぁ」

むくっと起き上がった彩斗さん

まるで子熊ですよ?

「ふぁ~~~」

「ぁーあぁ。早く起きすぎちゃ

った・・」

「ならさ!」

「ぁん?」

私は抱きついといてよくそんな

ヘラヘラしてられるな!

という目を奴に向けてやった。
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