惚れたあなたは、王子様
ーーーーーーーーーーーーーー
そして

暑いサウナのような・・サウナ

は暑いか・・

まぁいいや。

とにかく煮込まれそうな勢いの

体育館でただ今始業式の真っ最

中。

私にとっては『死暁式』ですが

その後教室に戻るまで皆の顔は

死んでいて、教室の冷房で天国

へ上った。

もちろん私も一緒に。

ヘナヘナと机にうつぶせている

私に上から声が降ってきた。

誰だよ!

と思いながら振り返って目が点

になってしまった。

そこには彩斗の顔があった。

「よぉ。久しぶりだな」

それだけ言って、彩斗は自分の

席に帰っていった。

なんだったんだろう。。

嵐のようだったから、びっくり

の感情以外は出てこなかった。

< 42 / 47 >

この作品をシェア

pagetop