バベル
「大丈夫だよ、優奈ちゃん。」
優しく声を掛けてきたのは皆川龍哉と伊達優里奈だった。
「優奈ちゃんが眠ってる間、彼、ずっと優奈ちゃんを守るんだって。死なせないって。真也君、優奈ちゃんが悲しむことは絶対しないよ。」
龍哉が言ってたことが本当なら、あたしは真也を信じて守り通さなきゃ。
「あたしも、真也を守る。優里奈ちゃん、皆を集めてくれないかな?話があるんだ。」
真也だけは絶対守らなきゃ。
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