りありてぃ☆中学せーかつ!!
授業中、やっぱり気になる真田君のこと。

う~ん、なんで怒ってんだろ・・・。

あたし、なんかいけないことしたかな・・・。

う~~~

超考える。授業そっちのけで。

昨日、運んでくれたことかな。

重かったから??

それとも、今日の挨拶が小さかった??

ん~~~分からない。

頭を抱えていたとき、

「・・島!」

ん??

「霧島ぁぁぁぁ!!!!!」

「は、はいぃぃぃぃ!!!?」

いきなりで驚き、勢いよく立ち上がって、机を倒してしまった。

それにみんな笑ってる。

超恥ずかしい~~!!

「あちゃぁ~」

頭を抑えて、後ろを向く美樹。

机を直してくれた。

「あ、ご、ごめ・・」

「大丈夫?怪我してない??」


給食時。美樹があたしに向かってこう言ってきた。

「ねぇ、塔子ちゃん!恋・・したでしょ?」

突然の言葉に思わず飲んでいた牛乳を吹いてしまった。

「あ、図星???」

にやけて聞いてくる美樹と目を合わせないようにそっぽを向く。

「あはは!かわいいぃ~!」

「てか、牛乳拭けよ!!!」

それをいつのまにかクラスのみんなが見ていた。

簡単にクラスを例えるなら・・笑い。

本日二度目の恥でした・・・。

でも、美樹が言ってから気づいたんだ。

あたしは・・・

あたしは・・・

中学初めての、恋をしたってこと。

相手はそう。真田君。
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