412ページの思い


私をかばったせいで、一緒になって火をつけたタバコを口の中に入れられた時。


廃棄ガスがためられた体育館に閉じ込められた時。


こわかったはずなのに


いやだったはずなのに


いつも


「のんと居られて幸せだから。」


と言って笑ってくれた果穂が


私にとって


ただ1人の友達だった。


大切な人だった。



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