412ページの思い
そんな大切な人さえおろそかになってしまう出来事がこの後、起きるなんて
まだその時は
思ってもみなかった。
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「じゃーん‼今日は、のんの大好きなチョコレートケーキ、こっそり持って来ちゃった。」
舌をだして笑う果穂の顔は天使そのもの!
「やった☆果穂~大好き~。」
私は果穂に飛びつく。
「わたしも‼」
抱きついてきた私をそっと離して果穂は続けた。
「あ、そうだ!話変わるけど、さっき救急車の音聞こえなかった?」