君がくれた最初で最後の恋
優side
「はい…治療は、頑張ってみます…」
「お前は…生きるのを諦めるのか?」
「だって…生きられない可能性が、大きいなら、諦めたほうが良いかなって…」
「そんなんで、諦めんのかよ!まだ生きられる可能性だって、あるんだろ!?なら、頑張れよ!?」
コイツに何か、してやれねーだろうか…?
「なぁ…琴瀬…あんたのこと、初音って呼んでいいか?」
「?構いませんよそれじゃあ私も、優君って呼んでもいいですか?」
俺…女遊びが酷いけど、初音といれば、やめられるかも、しれない…!
「いいよ明日も来ていいか?ねえちゃんの見舞い終わったら、来るわ」
「はい!」