君がくれた最初で最後の恋




「いい加減覚えなよ!?」


「へーい!」


俺は、適当に返事を返した。


だって覚えらんねーもんは、覚えらんねーの!


「ねえちゃんいつ頃退院できんの?」


「まだ退院できそうにないのよね」

「明日も見舞いきたほうが、良さそうだな」


「優は、姉思いのいい弟ね〜!」


「母さんに言われて、仕方かなく」

バシッ


「いってぇーな!しばくことねーだろ!?」


「あんた少しは、姉を心配しなさい!」


「わかったよ!んじゃ帰るわ」


俺は、ねえちゃんの病室を後にした。
< 5 / 40 >

この作品をシェア

pagetop