君がくれた最初で最後の恋
「いい加減覚えなよ!?」
「へーい!」
俺は、適当に返事を返した。
だって覚えらんねーもんは、覚えらんねーの!
「ねえちゃんいつ頃退院できんの?」
「まだ退院できそうにないのよね」
「明日も見舞いきたほうが、良さそうだな」
「優は、姉思いのいい弟ね〜!」
「母さんに言われて、仕方かなく」
バシッ
「いってぇーな!しばくことねーだろ!?」
「あんた少しは、姉を心配しなさい!」
「わかったよ!んじゃ帰るわ」
俺は、ねえちゃんの病室を後にした。