約束 ～生きていく君へ 余命半年と告げられて

あの日、宣言してくれた通り
亮君はパパとママの前で、
土下座までして、わたしとの
結婚をお願いしてくれた。


でも、両親としてみれば
温人が消えたことも初耳で、
亮君と暮らしてる事も初めて
知ったことで・・・。

そのうえ、いきなりの結婚。


はいそうですかって訳には
いかない。

そうだよね。

パパなんてカンカンに
怒ってるし。
ママだって呆れてる。

亮君が気に入らないとか
そんなことではないんだよね。


温人とわたしと亮君の関係を
わたしのそばでずっと見てきた
パパとママだから余計に複雑
だったんだよね。