星に願いを～夜空の光～
お互いに恥ずかしくて、なんだか、付き合いたての恋人同士みたいだった。

その日、奏が行きたがっていたボーリングをしたり、久々のデートをした。
その夜、奏は俺の部屋に泊まった。

初めての事ではないのに、すごく緊張する。
ワインを飲みながら、話す。
部屋の明かりは消して、キャンドルの明かりの中会話をする。
ムードはばっちりだ。
そして、久しぶりのキス・・・

心臓が飛び出るんじゃないかと思うくらい、俺の心臓は高鳴っている。
「涼ちゃん、奏、ドキドキする。」

恥ずかしそうに言う奏は目をそらす。

「なんだかね」
俺も、緊張が隠せない。

そして、俺と奏は、久しぶりにお互いの体温を確かめあうように重なった。






朝、目が覚めると横には奏がいる。俺は隣にいることが幸せだった。
なかなか起きない奏に、俺はキスをする。
寝ぼけた奏は、目をこすりながら、
「おはよう、涼ちゃん」
と言って俺にキスをする。

この瞬間、ホントに幸せだった。
夢なんじゃないかと思うくらい。

仕事がある俺は、準備を始める。
奏はというと・・・また、ベットに包まり寝ている。

仕事の準備をして、起きない奏を起こす。
ようやく起きて支度を始める。


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表紙・目次

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