星に願いを~夜空の光~
それから、毎日奏と会って、デートをする。
そのまま、俺の部屋で眠る。
そんな毎日はとても幸せだった。あっという間に過ぎる時間・・・
そうやって、奏の北海道の滞在は終わりを向かえ、俺は、奏を空港に送る。

空港に着くと、奏は泣きっぱなし。
俺もつられて涙が出そうになる。涙をこらえて「バイバイ」したんだ。

俺は、君が元気で居てくれてる事が嬉しいんだよ。
隣で笑っていてくれることが何より幸せなんだよ。

君は、俺にとてつもない勇気をくれたんだよ。
君が、元気になればなるほど、俺は勇気をもらっているんだよ。

そんな君を、俺は、ずっと守って生きたい・・・ずっとその笑顔を見続けたい・・・
そう思うんだよ。




そして、今、12月に会うことを楽しみにして、離れた距離に耐えている。


つらくなれば、きっと同じ空が照らしてくれるから。
この広い空は、奏と俺を繋いでいてくれるんだ。

あの8月の星空のように、俺の見る空も、君が見る空も同じなんだよ。


だから、今、俺は星空に、願い事をするんだ。

君とずっと一緒にいれますようにって。
君をずっと幸せにするって。


星に願いをかけるんだ・・・





おしまい
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