好きなのはキミ。




一成くんにはなんでも分かっちゃうんだね。

…本当はずっとギュってしてもらいたいの




「もしかして…図星?」



コクリと頷くあたし


でも恥ずかしくて一成くんの方を見れない
行きたいのに立ち上がれないの…だから



「……こっちに、むかえに来て?」



そう言うと「はぁ」とため息をはくような音とあたしに近づく足音



「スズメ、おいで」



しゃがみこむ一成くんの胸にあたしは飛び込んだ、ら




「…スズメ積極的」



なんて言う一成くんの胸の上に
つまり

押し倒しちゃった…


でも、どっから見ても綺麗な顔
ほっぺたなんてスベスベだし



「スズメ…?」



大きくて二重な目には長いまつげ…うらやましい
それに一成くんの目って綺麗すぎて吸い込まれそうになる

薄くて色っぽい唇…キス、したいな




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