好きなのはキミ。




ボン

ってまた顔が熱くなった


あたしってヘンだよね




「スズメ…、俺の事好きになった?」



「えっ?」




好き?

一成くんを?




「それとも、まだ先輩の事が忘れらんない?」




分からないの、自分の気持ち

胸がモヤモヤするの




「先輩の事を考えるとね、胸が気持ち悪くなるの…でもね。

一成くんの事を考えると胸がね、ヘンになっちゃうの…ねぇ、どうして?」




あたしがそう言い終わると一成くんは体を起してあたしを抱きしめた




「あたしね、一成くんの胸の中好き」



「…じゃあ先輩の事、早く忘れてよ」



一成くんの瞳がまっすぐで、でもどこが寂しそうであたしはコクンと素直に頷いていた

秋ちゃんの事わすれられるのかな?
一成くんの事、すきになれるかな?




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