好きなのはキミ。




「すぐ戻るから」



「うん、待ってるね」




あたしがそう言うと軽く触れるだけのキスをして家を出た一成くん

なんか新婚さんみたい…



「きゃーってあたしなに言っんの…」



でも嬉しい、一成くんと一緒にいると幸せな気分になれる
でも優し過ぎる一成くんにこのまま甘えてていいのかな?


…そうだ、ご飯でも作って待ってようかな


なんて思っていたら



ピーンポーン


部屋中に鳴り響いたチャイム音



一成くんかな?
でも早くない?



ガチャ、ガチャン



えっ?

誰か入って来た…


あたし鍵閉めてない?



「……いっせぇ…くん?」



「すず…」




えっ……もしかして

ウソ





< 25 / 59 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop