好きなのはキミ。





「あたしが好きなのは…秋ちゃん、じゃないよ。

あたしが本当に一緒にいたいと思うのは、あたしが好きなのは…

一成、くん」




あたしがそう言うと一成くんはあたしにキスをしてくれた
優しく微笑む一成くん…好き

あたし、一成くんがすきなんだ……




「すず……、ごめんな、俺…」



「ふざけんなよ、お前…」



「一成くんっ」



「スズメ」




行かないで、離れないで

もういいの、あたしが悪いの




「秋ちゃん、あたしもう秋ちゃんとは無理なの。

あたし、一成くんが好きになっちゃったの」



昨日振られたのに、すぐ一成くんを好きになっちゃったけど本当なの



「ごめんね、秋ちゃん、ありがとう」



あたしが言っていることがおかしいのか目を丸くする秋ちゃん

ただあたしを抱きしめてくれる、これが一成くんの優しさなの。




「秋ちゃんのおかげであたし、一成くんと出会えたの。

一成くんのことを好きになれたの…」





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