好きなのはキミ。
可愛いキミが。




学校の帰り道、担任と話していたから遅くなった俺は近道の公園を通って行くと


同じ制服の女子がベンチに座っていて、それをチラチラ横を通る人か見ていて気になって近づいていくと




「ふえぇんっん、」




泣いてんじゃん…これは声をかけるべきだよな、




「…なにしてんの?」




泣いてるのは分かってるけど

声をかけたら肩がビクンと上下に揺れた


声をかけても顔を上げないから目の前まで近づいて




「泣いてんのか…?」



しゃがみこんで様子を伺うと



「大野一成…くん」




俺の顔を見て目を丸くした女子


まぁ、俺の事は多分知ってるよな
一応、主席で入ってたし





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