一匹狼と無邪気なワンコ

「あ、陸ー!!」


 声のした方を見ると、イマドキなグループの内の一人だった。



 今日も相変わらずハデな化粧、ハデな髪の色、短すぎるスカート。


 そしてこの甘ったるい香水のニオイがどうも苦手なんだよね。


「ん~、なぁに? お菓子くれるとか??」


 いつもの様にとびきりスマイルをかます俺。


「今日はお菓子じゃないんだよねぇ。 その代わりにコレあげるー」

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