一匹狼と無邪気なワンコ

「ねぇ、たまには癒してくれない?」


「いーけど生徒来たらどうすんの? 俺退学とかヤダよ」


「大丈夫大丈夫!」


「うわー。絶対適当でしょ」


 部屋のカーテンを閉め、俺の手を引いてベッドへと腰掛ける。



 ま、別にいいんだ。


 愛が無いから時間かける必要もないし、三十分あれば終わる。

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