一匹狼と無邪気なワンコ

「ん~、キミこそ、なんでこんな時間に登校?」


「俺が先に聞いてんだよ」


「ま、まぁまぁ。とにかく二人とも授業に戻りなさい」


「すみません。薬、ありがとうございました」


「まったね~センセ♪」


 センセに言われ、俺達はそこを去った。


 静かな廊下に響き渡る二人の足音は、なんだか別世界に居るような気分にさせてくれる。

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