先輩と俺の関係
耳を塞ぎたくなった。けど、音の無い世界が昨日の事を思い出す。
「「沙羅ぁーっ!」」
しばらく言い合いが聞こえなくなり、どうしたのかと思えば突然2人が私の名前を叫んだ。
「はいぃぃいっ!」
ビックリして声を上げると目の前に2人がいた。
「「沙羅はあたし(俺)のだよね(な)!?」」
「…は……?」
「ほら、鈴くんのじゃないって言ってんでしょ!?」
「香先輩のじゃないって言ってるんですよ!」
私の前で言い合いが始まった。だからね、私はうるさくて他へ行ったの。なんで、こう……まぁ、いいや
はぁと今日で何回目になるかわからない溜め息を漏らす
それと同時に保健室のドアが開いた。