先輩と俺の関係





「兄貴っ!」

下駄箱の方からデカい声でそう呼ぶ声がした。

見てみると、そこにはさっき戻ったはずの鈴がいた。


「兄貴何言おうとしてんだよ!」

蓮の胸倉を掴み、殴りかかろうとする鈴。

次の瞬間、鈴の手が蓮めがけてー……


ギュッと目を瞑り、下唇を噛む。

………。


何も聞こえないので、目を開けると鈴の手を止めている蓮がいて、2人は睨み合っていた。






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