先輩と俺の関係




今、家に帰ったよね?
…うん、なんでまた外にいるのかな。


「先輩、そういえば、泣き顔かわいかったですよ♪」

「…嬉しくない」

「え~?なんでですか?」

私の腕に自分の腕を絡ませ歩く彼が、もっと濃く絡ませてきた。


…キモい

「ま、いっか。…あ、着きましたよ」


彼はそう言うと二、三段の階段を登り玄関のドアをガチャリと開けた。



< 9 / 87 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop