hikari【短編集】
私の生活は…かーくんと茉央と結愛がいて当たり前になっている。
だから…
1人は落ち着かない。
「…………」
雨は降り続く。
静かな部屋には、雨の音だけが虚しく響く。
「私……っ」
寂しい……の??
「やだ……」
意味わかんない…
なんか…泣きそう。
今の自分のこの気持ちは、一体何なんだろう…?
疲れてるだけ?
いや…違う。
「……ううっ、」
何故か半泣きになりながら、手にしたのは携帯。
声……
聞きたいよぉ……
時間も何も考えず、これといった用事もないのに、私は電話をかけた。
『……はい?』