hikari【短編集】
公式を教えろ。
それは…
私の今考えてることを言えってことだよね?
私がわかんないなら…代わりに俺が答え出してやるって、そういうこと…だよね?
「はは、ははは…っ!」
なんか…
元気出てきた。
『…希、笑ったな?』
「だって……おかしいんだもん……あはは。」
この例え話…私じゃなかったら多分わかんないよ。
『希…よかった。もう大丈夫だな。』
え…?
『大成功〜!』
「どういう…意味?」
電話の向こうで笑うかーくん。
私は今『?』マークしか頭に浮かばない。
『ん?希……バレバレ。声でわかるよ。お前……寂しかったんだろ?』
嘘……
「わかってた…の?」
『うん。』
「最初から…?」
『うん。』
うわぁ……
すごい恥ずかしい…っ!