hikari【短編集】
☆親友の豹変 side haruto
「はりゅとー!!お前、もっと飲めって!!」
「……はい。」
こんばんは。
早速だけど…これ、一体どうしたらいいのかな?
俺……
これほど自分の行動を後悔したことはないよ─
時は少し前に遡る。
俺と彼女…佳純の結婚が決まったお祝いにと、同僚でもあり親友でもある一真が、珍しく仕事終わりに飲みに行こうと誘ってきた。
別に断る理由もないし、俺はその誘いを二つ返事で受けた。
それで、近くの居酒屋でしばらく話しながら飲んでたんだけど……
機嫌が良かったのか、一真がいつもよりハイペースで飲んだせいでかなり酔って、今のようなことになっちゃったんだ。
そうだ…
見たことはないが、一真から聞いていたんだ。
『俺…すげぇ酒に弱いんだよ。酔ったらな…うん、かなりヤバいらしい。』
……と。