hikari【短編集】
学校から出てしばらく歩いて着いた喫茶店の前に、かーくんの車が止まっていた。
学校の側だとまた騒ぎになって大変だし、私がここに来てとお願いしたのだ。
「希、お疲れ。」
「………」
やっぱり、ここに来てもらって正解だった。
かーくん…
今日メガネだし─
「なに……?」
「…何、でも…ない。」
私の視線がどこに向かってるかなんてわかるでしょ…
「…メガネフェチ。」
「な…っ!///違う!」
やっぱりわかってたようで、かーくんはそう言って得意げに笑ってみせた。
「違わないだろ。てか、そんなに見られると穴開くから。」
「そこまで見てない…」
もう…
かーくんったら…!