hikari【短編集】
てかヤバイ…
カッコ、いい…じゃん。
同じ男の俺でも、思わず見入ってしまうほどだ。
…変な意味じゃないけど。
「…まぁ、いいや。そんなとこで突っ立ってないで、とにかく上がれよ。」
「お邪魔しま〜す!」
「悠哉、その辺適当に座っててね!……それよりかーくん!髭剃ってって、私いつも言ってるでしょ〜?」
「あぁ…はいはい、わかった。今からやるよ。」
お言葉に甘えて上がらせてもらった俺は、希の言う通り、適当に座った。
そこから夫婦のような会話をする2人を眺める。
でもまぁ…
幸せそうで何よりだ。
この約2年間、希の寂しそうな顔しか見れなかったのに、杉田が帰って来た途端、希に笑顔が戻った。
もう…安心だな。