hikari【短編集】
「はい悠哉、アイス。」
杉田を半ば強引に洗面所へ向かわせた後、希は俺にアイスを持って来てくれた。
「おっ、サンキュー♪」
夏はやっぱこれだよな!
「………」
俺はアイスを食べながら、ふと隣で同じようにアイスを食べている希を見る。
すると、とんでもないものを発見してしまった…
なんで今まで気付かなかったんだろう─
希の白い首筋に…
一際目立つ、紅い跡。
「希……お前、」
「んん?」
「…ヤった、のか?」
……………
しばらくの沈黙の後。
「え…な、ななな、なんでよ!?!?」