好きなのに、好きなのに。



「いえ全然大丈夫です。あの勝手にベッド借りてすみませんでした。」


後ろから可愛らしい声がした。


俺は、ベッドの方を背に座っていたから気付かなかった。



まって、この声……


みさちゃんだ………。



そう思いながら、振り返った。



自らみさちゃんに会いに来たのに、

まさか本当にいるとなると、動揺しまくる俺。


先生とみさちゃんの会話なんて耳に入ってこない。





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