CHANGE〜警視庁特殊捜査課〜
ぼーっと思い出していると、おじさんの声で我にかえった。
「それにしても…
親父の次に、娘とはな。
本当に警察官になったんだなぁ、奈央ちゃん。」
「私の…夢ですから。」
ニッと笑って答えた。
「…そうだな。
なんてったって、今日から特捜課だ!
ちなみに俺が推薦したんだが…
覚悟は、出来てるか?」
真剣なまなざしで私を見つめて問う。
お父さんがいた、特捜課。
おじさんが言ってる覚悟は
きっと、命の覚悟。
普通の警察官より、はるかに危険な仕事。
いつ死ぬかわからない。
だけど、私の夢。
きっとおじさんも、知ってて私を推薦してくれた。
迷いなんて何もない。