CHANGE〜警視庁特殊捜査課〜
エレベーターから降りて廊下を少し歩くと、〈特殊捜査課〉と書かれたドアがあった。
「ここだ。」
そう言いながら、勢いよくドアを開いて入って行く警視監。
こっ、心の準備が……!!
「仕事やってるかー」
警視監の後に続いて中に入る。
「警視監こそ、ちゃんとやって下さいよー。
あちこち行ってないで。」
パソコンを打ちながら、不満をもらしている女性。
「お帰りなさい」
笑顔で言う優しそうな、60代くらいのおじいさん。
「どこ行ってたんすか?」
パンを食べながら話す30代後半くらいの男性。
「警視監ー、その子は?」
コーヒーを飲みながら、こちらを見てる30歳手前くらいの男性。